MATLABによる画像処理7

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ポイント


カラー画像、色相変調



さてさて、今回も画像処理の続きをやってみたいと思います。
前回はノイズの除去について学びました。
今回は色相変調について考えていきたいと思います。

さて、今回はカラー画像を取り扱います。
MATLABではカラー画像をどうやって扱うかといいますと、
3次元配列で扱っています。
どういう事かというと、
data(x,y,z)
で扱います。
x:横軸のサイズ y:縦軸のサイズ z:RGBの3要素
となっています。

ではこれを実際に読み込んで、色相をちょっとだけ変えてみましょう。
しかもすごく単純に。

今回使った素材の画像は、



この画像はIEEEの研究用標準画像です。

まずは、この画像にノイズを付加してみましょう。
では実際のプログラムは以下のように
function image_proc10

%
% 画像の色相を変調
%
%

imagedata=imread('Lenna.bmp');		% 画像の読み込み
imagedata=double(imagedata);		% 型変換
[x,y,z]=size(imagedata);			% 画像サイズの取得

change=zeros(x,y,z);			% 変化テーブル初期化
change(:,:,1)=0;				% 赤色の変化量
change(:,:,2)=0;				% 緑色の変化量
change(:,:,3)=100;				% 青色の変化量

imagedata=imagrdata+change;			% 変調

imagedata=uint8(imagedata);			% 型変換
imagesc(imagedata);			% 画像出力


これは単に青色に100を加えただけの処理です。
実際にこの処理を行った画像は



とまぁ、青色っぽくなりましたね。
それぞれの色の変化量の値を変えてやってみて下さい。